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コモンミールKYOTO
「京都国際レストランネットワーク」111グループと、情報を結ぶ音楽・映画・藝術・演劇・文化情報ネットワーク。国際文化交流の情報。・大学・京都発信のメディア・出版社とも連携。

2010年02月23日

コーカサス各国料理店

冬季オリンピックの次期開催地「ソチ」は、ロシア連邦に属するコーカサス地域の有名なリゾート地である。
この町には、多くのアルメニア人が暮らしているが、そもそもコーカサス地域は、西から東から北から様々な民族が行きかった。
ペルシャ文明も、その中心は現在のイランではなくウズベキスタンが大きく栄え、その周辺には○○スタンの名の国が、現在もたくさんある。コーカサスは葡萄の原生地として8000年の歴史があると現地の考古学的資料に書かれているが、フランスのワイン文化史でも、コーカサスからメソポタミア・エジプト・ギリシャ・ローマからヨーロッパへワイン文化が伝わったように、アルメニアは、ノアの箱舟がたどり着いた「アララット山」の名を取ったブランディ「アララット」が有名で、グルジアはワイン発祥の地を自認。独立後は、フランス資本が瓶詰め工場を開いて、どんどんフランスにグルジアワインを運んでいる。アゼルバイジャン料理のルーツは、ペルシャ時代に栄えた文化を継承する。この地域全体が、オーストリアハンガリー。更にトルコ・ロシアの影響を受けた。
旧ユーゴスラビアの国々。ブルガリアとも歴史を共有する。

現在、京都でコーカサス料理が食べられるお店をまとめると
・「グルジア料理」旧ソビエト連邦時代に京都と現ウクライナの首都「キエフ」との姉妹都市提携によって39年前にOPENしたロシア料理店「キエフ」にグルジアやコーカサスの料理があり、特にワインは京都随一のグルジアワイン・アルメニアの「アララット」なども揃えている。ロシア他音楽のイベントや「バルカン会」「シルクロードの会」「ロシア研究会」「京都キエフ交流の会」他。
スラブ系あるいはギリシャ正教東ローマ帝国の文化からコーカサスを見た場合にわかり安い店。

・「アゼルバイジャン・トルクメニスタン・ペルシャ・ロシア料理」の「シャンディーズ」ペルシャ系アゼルバイジャン料理店。元々カスピ海周辺の料理を集めた「カスピアンキッチン」が母体。オーナーシェフのレザさんは、神戸のトルコ料理店のシェフも勤めた。多様な母国やコーカサス文化を料理で知ってほしいと現在の店に。ベリーダンスが楽しめる日もある。元々ヨーロッパ系ペルシャ人は、拝火教(現在のゾロアスター教など)からイスラム教を受け入れた。(シーア派と呼ばれる人たちのペルシャ文明意識が強い伝統から見たコーカサスを、理解するうえでわかり安いお店。ちなみにインドアーリアン系と呼ばれるインドの支配階層とも結びつく。インドの名は聖なる川の意味から名付けられたヒンデゥスタンから来ている。アゼルバイジャンとして独立しているのは、アゼルバイジャン地域全体の3分の1.残りは隣接するイラン内のアゼルバイジャン地域で暮らしている。こちらの生活が豊かな為、独立国「アゼルバイジャン」(旧ソビエト連邦から独立)からイラン内の同胞の下で出稼ぎする人が多いと教えてもらった。独立国は2つに分断されているが、隣接イラン内のアゼルバイジャンを通って行き来できるそうです。国境が民族を分断できないわかりやすい例です。

・「アルメニア料理」現在京都のトルコレストラン「カッパドキア」にアルメニア料理がメニューに加わっている。トルコ音楽他、姉妹店で歴史のある「イスタンブールサライ」と共に、広い意味でのトルコ文化(チュルク文化)の交流の場でもある。東からモンゴル同様に西までユーラシアを横断した民族の文化は、中央アジア・バルカン・コーカサス・南スラブ(旧ユーゴスラビア)などに大きいな影響を与えた。トルコはアルメニアをトルコ民族と一部と主張し、コプト教の伝統を受け継ぐアルメニアの古代キリスト教以来の伝統は、周囲の民族とまったく異質の文化を形成してきた。今より西のアララット山周辺から現在の地に強制的に移住させられた歴史が、現在も国際問題として周囲との対立を繰り返してきたが、ようやくアルメニアとトルコの話し合いの場が作られようとしている。対イスラムの戦いになると常にロシアが支援に回り、欧州各国が黙認する歴史を繰り返してきた。その結果、現在のロシア連邦に含まれている、冬季オリンピック会場になるソチを含むコーカサス周辺にもアルメニア人が多く住む。

・「ハンガリー・ルーマニア」料理 この2国は、それぞれ欧州に属していますが、歴史的に独立性の高い民族の歴史と文化を持っています。しかし周囲の大国の影響を常に受けながら今日、独自の国家を持つまでになった国々です。遊牧民系マジャール人のハンガリーのルーツもいろいろな説があります。現在のロシアに属する歴史的な国や民族の名前が出ています。2国は異質の文化ですが、現在この2国に長く暮らしておられた方の世界のスープ「セジュール」に両国のメニューがあります。

・アラビア語から取られた「アシュクルク」は、ワインとチーズのお店。世界の様々な料理が入れ替わり楽しめます。コーカサス文化とアラブ・イスラム文化を考えるのにいいお店です。様々な音楽のイベントも開かれています。
http://internationalresutaurantkyoto.kyo2.jp/e180186.html

・「ペルシャ・地中海料理」は「プネプネ」というう専門店も河原町仏光寺にあります。イラン人オーナーのお店です。ギリシャ・ローマと地中海周辺で覇権を競い合った、これらの国の料理がいっしょに楽しめます。ベリーダンスなどもあります。

・スロベニア料理「ピカポロンツア」旧ユーゴスラビアの1つ。オーストリア・ハンガリー時代・トルコ時代・そして元々ロシア・ウクライナなどと同じスラブ圏そのすべてがお菓子や料理の受け継がれています。

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Posted by コモンミールKYOTO at 01:07│Comments(0)京都国際レストランネットワーク
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